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LHPA-DIA_BUFFER-KIT レポート 視聴編 オプションパーツ・9V/12V版 [ヘッドホンアンプ・電子工作等]

あまりの暑さに、半田ごてを握る気にもならず、
コミックマーケット78へ参加したりで、
ちょっとばかりお休みモードですが…w
一応、聞くだけはしていたので、
レポートという名の駄文を載せてみることにw

さて、7月の終わりに買ってきた9VのACアダプターと、
8月の頭に買ってきた12VのACアダプタ。
オプションパーツ版のLHPA-DIA_BUFFER-KITへ取り付けて、
前回のレポート同様に聞いてみた。
ちなみに、ウチに元々あった9V600mAのACアダプタではパワーが足りなかったみたい。
今回使った9Vな1Aのモノだが、問題なく音が出てる。
たった400mA、されど400mAと言うことか。
ちゃんとそこを計算できる人なら、こんな初歩的なチョンボはしないんだろうけどw

HPAの自作している方のHPを見ると、電圧を上げることによって、
OPアンプなどに行くパワーが上がることになり、
低電圧で聞くよりもしっかり音が出る…みたいなことも書いてあったし。
せっかくなんだから試してみましょうよと。

さて、まずは9Vのモノから。
聞いたのは前回と同じモノ。吹奏楽のみ入れ替えをしている。
全て7.5VのACアダプターとの比較になる。

☆邦楽☆
毎度ながらのALI PROJECT。
 ◆9V ACアダプター◆
前回の時と音の傾向は変わらないが、+1.5Vの差は小さいようで大きかった。
全体的に力強くなり、音に迫力が出てきた。
全体の音場もこちらの方が広く感じ、
音としての奥行き感は7.5V ACアダプタよりも良好。
引っ込んだ感のあったボーカルもちゃんと復活してる。
多少滑舌が悪くても何とかなっちゃうぐらいに聞こえた。
しかしながら、それが徒となり、ボーカルが出過ぎて聞き疲れする曲もある。

 ◆12V ACアダプター◆
え~、文句のつけようがございません。
音の迫力、バランス、奥行き感がちょうどいい具合になっており、
やはり電圧UPは重要だと思った今日この頃w
ボーカルもしっかりと聞こえるが、
聞こえすぎてアラが見えてこないか心配になるくらいw

これは使用してるヘッドホンのせいかもしれないと言う前提で、
「さしすせそ」等の言葉がちょっときつかった所もあり、
一部の高音がきつく耳に入ってくることがあった…。
9V/12Vの時に特に感じるので、ボリュームを多少下げた方が聞きやすいと思われる。
ALI PROJECTのような曲よりは、しっとりと聴かせる曲の方がいいかもしれない。

☆洋楽☆
コレも相変わらずの レディー・ガガ と THE BLACK EYED PEAS。

 ◆9V ACアダプター◆
これも前回のと傾向は変わらない。邦楽と同様、音の力強さは増した。
THE BLACK EYED PEASの曲は、
7.5Vのノーマル版に比べて若干おとなしくなったとかいたが、
その時の勢いが復活した感じ。
低音はズンズンと低音らしく聞こえてくる。
偏見たっぷりのたとえで申し訳ないのだが、
シャコタンの車に乗ってるオニイチャンが信号待ちで止まってるときに、
周りにズンズンと低音を響かせてるような感じだ。
しかし、その他の音もちゃんと出ていて、低音に負けていない。
 ◆12V ACアダプター◆
7.5V・9Vの時は気づかなかったが、レディー・ガガの「Paparazzi」では、
サビの部分のコーラスがしっかり聞こえた。
THE BLACK EYED PEASの曲に関しては、
低音がどっしりと鳴って、正に重低音という感じでしっかり聞こえる。
9Vがズンズンなら、12Vホントに腹の底からドンドンという感じ。

☆吹奏楽☆
 吹奏楽は今までの曲から1曲(ルパン3世のテーマ)を外して、
 ・恋のカーニバル ・アフリカンシンフォニー
 ・オーメンズ オブ ラブ ・翼をください(合唱つき)をプラスした。

 ◆9V/12V ACアダプター◆
全体的な感想7.5Vの時とほぼ同様ではあるが、
音の余韻はこちらの方がよく、9Vは微妙ながら、
つややかな音・激しい音…など、音の個性が出てきた感がある。
とはいえ、コンクールなどの見本演奏のように少々お堅いイメージが残ってくる。
12Vともなると、そのお堅いイメージが払拭され、
「音を楽しむ」という、本来の音楽という物になった気がする。

ボギー大佐をたとえに出してみると(これは自衛隊の音楽隊が演奏)、
7.5V…必要最小限の隊員数で参加した演奏会。
9V…大きめのホールでの演奏会だが、ステージの都合上、人数を厳選して参加。
12V…定期演奏会など、隊員数のほぼ全員で盛大に演奏。
と言うとわかりやすいだろうか。
CD自体は同じ物だが、ここまで聞こえ方に差が出たと感じだ。

今回初めて「翼をください(合唱つき)」を入れてみたが、7.5V・9Vでは、
合唱部分にこんな違いが出てきた。
7.5Vの時は合唱パートの各パート(ソプラノ・アルトなど)が一つの音としてまとまって、
それが和音として奏でられているのが、
9Vの時はそれに比べてソプラノならソプラノの、アルトならアルトの…という、
パート内の個々の声がかすかに分かるようになり、
12Vで聞いたときは合唱団一人一人の声…というとオーバーだが、
それらがまとまって一つのパートの音となり、そして各パートの声が合わさって、
和音を奏でていると認識できるようになった。

音の広がりや余韻は、7.5Vより9V、9Vより12Vという感じで、
バンド編成にたとえると…

7.5V(±3.75)が各楽器、各パート1st・2nd・3rdで各一人ずつしかいない少人数編成で、
経験の浅い演奏者が必死に楽譜を追って吹いているという感じ。
9V(±4.5)が地方大会金賞常連校並の編成で、各パートに数人入るようになり、
学年が上がって、楽譜をおいつつも指揮者を見る余裕が出てきたという感じ。
12V(±6V)だと、全国金賞常連レベル。
会場も吹奏楽の聖地と言われる普門館ではないが、
音響を最大限に考えたような最高のホールでの演奏…みたいな感じか。

 ☆最後に☆
正直言うと、個々まで電圧の違いが出るとは思わなかった。
スイッチング式のACアダプターはとやかく言われることが多いが、
トランス式を使ったらもっと良くなるのかな…と。
オプションパーツに入っているのも、ニチコンのコンデンサーなので、
キット基本のコンデンサーとランクの違いはあれど、音響向け一般品扱いのもの。
傾向は一緒だと思われるので、
東信UTSJなどと組み合わせるとまた変わってくるのかな…と。
OPアンプはキット添付の LME49720 をそのまま使用したが、
このOPアンプの違いで音の違いも出るのかどうかと言う興味も湧いてきた。

そして、あくまで個人的な意見だが、
電圧が上がることによって、聞きやすい音楽が変わったのがおもしろい。
POPS等の曲は7.5Vでも十分だが、吹奏楽やオーケストラなどの曲になると、
9Vや12Vけ聞いた方が満足のいく曲が聞けると思う。
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コメント 2

konta

しばらくです。
私もACアダプタをとっかえひっかえして視聴してみましたが、録音の良い音源ほど高電圧の方がいい感じでした。
久し振りに買ったCD(西野カナ)は録音がJPOPなので違いがよく分かりませんでした、、。
最近気になっているのがhaigaさんのアンプです。
まだ試作段階の様ですがポータブル用途によさげですよ。
http://higa284.blog20.fc2.com/
by konta (2010-08-25 22:57) 

s_toshi

こんばんは。

haigaさんのページを早速見に行ってきました。
試作品をさらに薄型化されたんですね。

kontaさんの仰るとおり、
ポーダブルにはもってこいの大きさと言う気がします。
ご本人曰くいい音が出てるとのことで、
どんな音が鳴るのか興味があります。
by s_toshi (2010-09-01 00:11) 

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