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術後の数日間 [脳出血・リハビリ]

さて、意識が戻って何日かはボーッとしてたんだろうね。
2・3日経った日だと思うんだけど、ふと今の状態がおかしく感じてきて、
自分の状態が把握できるようになってきた。

まずは、病院にいること、取りあえず生きてること、
気がついてから食事を全くとっていないこと、でもお腹が空くという感じは全くないこと。
そして、トイレに一度も行ってないにもかかわらず、尿意がないこと。
何より両手をミトンを嵌められて、手がを使う事ができないようにされていること。

何でも点滴とかそういう物を無意識下でとろうとしてしまうから、
その防止のために取り付けるそうだ。
手首の部分で口を閉じるから、動かない右手はともかく、
動く左手もはめられてる分、動くけど何も出来ないのが腹立たしく、
何とかならんもんかと、とろうと必死になってたのを思い出す。
意識とかはっきりしてきて、もう大丈夫とミトン外しOKが出たときは嬉しかったわ~。
動くのに使えないようにされてるのって、やっぱり不安になるんよ…。

まぁ、ミトン外したところで一日中ベッドの上で、夜寝られなくならないように
起きてはいたけれど、さすがに寝てしまうこともあるわけで。
一度だけ眠れずに、夜中にこそっとTVを付けてアニメ見てたら怒られた(^^ゞ
それ以降、睡眠導入剤を毎日夜に飲まされた。ま、そりゃそうだわな。

この時は失語症も出てたっぽい。
看護師さんに頼み事をしたくて話はしてみるものの、
言いたいことは浮かんでるのに言葉にならなかったりして、
諦めたこともあったが、看護師さんは流石慣れてらっしゃる。
言いたそうなことをYES,NO形式にして聞き直してくれたりしたが、
なかなか上手く行かないこともあった。
しゃべりたいことはあるのに、頭に浮かんでるのに、
言葉が出なかったりするって言うのはストレス以上のモノがあるね。

そして、部屋の中でベッドの移動が行われ、部屋の奥から部屋の入口へ。
それまでは起き上がれば外は見えたンだけど、窓に背を向けることになってしまった。
そのかわり、忙しそうに動き回る看護師さん、先生、歩けたりする入院中の患者さんなど
それはそれで飽きなかったな。このちょい前から食事が出始める。
と言っても、おかゆやゼリーっぽいものだったけど、
味が付いてるものを食べられると言うだけで楽しみになる。
やっぱり自分で食べるってのは大事だと思った。

そして、6月が間近という頃に、術後の監視はもう大丈夫と言うことか、
病室の移動が決まったのである。
タグ:脳出血
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ふらっと来た。力入らない… [脳出血・リハビリ]

事の発端は昨年の5月末。
朝飯食って、さぁ起動開始!の前にトイレで用を済まし、
トイレから出ようとしたときにふらっときたんだけど、
瞬間的にあれっ?と嫌な予感がしたものの、その時点ではなんともなかったので、
そのままトイレを出て手を洗っていると右側の力が入らなくなる。
力の入る左側でこらえつつも、その場に倒れ込むが、
その時の音で何やってんだと家族がで飛んできた。
右の力が入らん事を告げると、頭やったなと、すぐに救急車を呼んでくれた。

救急車を待つ間、何とか力が入らんものかと思っていたが、動いてくれない。
自分で動かそうとしても動かないのって地味に怖い。
その時はまだ意識もはっきりしていたんで、家族とやりとりをしていたのと、
救急隊員が来て、救急車に乗せられるのも覚えてる。
そして病院へ行くまでの道のりと病院に入るまで、
救急の場所じゃないなと思ってたのは覚えているが、
その後の記憶は無い。このあたりで意識を失ったようだ。

そういえば、あの時の救急隊員さん、2階から運ぶのに、
ストレッチャーが使えず、2人がかりで降ろしてくださいましたが、
ホント重くて済みません(^^ゞ

気がつき、目に入ってきた光景は、病室の天井。
ナースステーションの一番手前側で、病室には戻ってきたが、
付きっきりで見てないとまだアブナイ人という人がいる部屋のようだった。
自分ではあっという間の感じだが、時間はともかく、今日が何日なのか、
どれだけ意識がなかったのかがわからなかったのと、トイレに全く行く気が無いこと。
この部屋にいる間にトイレに行くことはなかったから、
たぶん導尿でカテーテル入れてたんだろうね。

退院後に家族から聞いた話によると、脳出血だったようで、
血圧が高かくて出血量が多く、出血が収まったりするのを待つのは無理で、
そのままでは出血で脳が圧迫されて助からない状態だったらしく、
開頭手術をしたとのこと。まさに生死の境にいたのね…。
ホントに緊急手術だったらしく、病院に担ぎ込まれて意識を失ってから、
あれよあれよという間のことだったらしい。

今考えてみると、新型コロナがチョイチョイ世間を賑わせ始めたときとはいえ、
たらい回しにされず、救急ですぐに近所の大学病院へ行けて、
緊急とはいえすぐに手術して貰えたわけで…。
今年だったらそれこそ人生から引退してたかもしれん…。
タグ:脳出血
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何年かぶりの更新 [雑記]

今みたら5年ぶりの更新(^_^;

サボりにサボって、気付けば元号は変わるわ、妙なウイルスが世界を闊歩するわ…。
新しい時代になり、私の方も新しい時代に入ったというかなんというか。
まず、2018年に母が急死、2019年は闘病中だった父が逝き、
両親が平成の終わりとともにいなくなりました。

そして2020年の5月下旬、私は脳出血を患いました
家族の発見と救急車を呼んだのが早かったため、死ぬことはないかもしれないが、
手術をしても、最悪寝たきり&コミュニケーション不可かもしれないといわたそうです。
さらに私の場合は血圧が高かったせいもあって、開頭手術をしないと出血で脳が圧迫されて、
死に至る状態だったそうです。

まぁ、こうしてココに駄文を書けているわけですので、
この世に止まる事ができ、最悪の状況は免れたわけですが、
右半身は麻痺が残ってしまいました。
ただ、昔のようにはならないまでも、近くまで戻すことは出来るらしく、
その点は麻痺ってはいるけども、重篤までいかなくて良かったと思ったり。

物音に早く気付いてきてくれた家族や、手術をしてくれた救急搬送先の先生や、
その後のフォローをしてくれた看護師さん、リハビリ病院の看護師さんや看護助手さんに、
ST,OT,PTの先生方…たくさんの人に助けて貰って拾った命。
悲観せずにがんばるしかないですが、右手の戦力外通告が地味にしんどいわ…(^^ゞ
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