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転院初期、1日のリハビリの順番。ST [脳出血・リハビリ]

転院して1ヶ月ぐらいは、私が一番若いんじゃないの?というくらい、
比較的年を召した方が多い中、年齢的に浮いてるんじゃない?
という状態で、話すとしても、STさん等のリハビリのときか、
看護師さんと二言三言ぐらいで、後はナースステーション前のテレビを見るか、
iPhoneを弄るくらいだったけど、なるべく廊下へは出るようにしてた。
そうすれば、同室の人も、違う部屋の人もなんかの拍子に話に花がさく…
なんて事があるかもなんてことを期待しつつ。
まぁ1週間ぐらい経ったら、廊下だけではあるけれど、
同室の人や前の部屋の人等とチョイチョイ話すようにはなりました。

そうそう、この時は車椅子だったけど、脳出血起こす前に、
一度胸の痛みから転院前の同じ病院で、点滴打ちつつ診察を待つ際に、
車椅子を使った事があるんで、人生初ではないけど、
操作すると言う意味では、人生初の一人操作での生活に。
っても右麻痺状態だから、動く左側を使うしかないんだけど、
手で動かそうにも、まっすぐ走れない以上、左足一本で操作するしかないわけで。
でも、いきなり左足一本で操作は、HARDじゃない?

さすがにすぐに、スイスイというわけにはいかないものの、
トイレやテレビを見に行ったりしてたら、地味ぃに練習にもなってたみたいで、
1ヶ月もしないうちに病棟の廊下をブイブイ言わせておりやんした。
むしろ左足一本なのに、それなりのスピードで動かすんで、
器用に操作するねーと看護師さんに驚かれた(^^ゞ

さて、大部屋とはいえ、転院前は嫌だなと思う人もおらず、
そこそこ快適(と言うのも変だが)に過ごしてはいたたけど、
転院して入った部屋には、ちょっとばかり嫌な人がひとり…。
といっても、寝てたりしておとなしくしてれば何も問題ないけれど、
起きてたりすると、まぁ口が悪いというか、馬鹿だのアホだいうわ、
自分の進路方向に誰かいても、自分は避けるそぶりも無し。
私以外の車椅子の人とか、スッと避けることができない人が、
ゴメンなさいネーと避けても、ボーッとしてるからだの
チャッチャと退けやボケだの、まぁ何様だこのジジィ状態。
後々聞いてみると、何かと問題の多いジジィだったようで、
部屋を変える度に苦情が多くて、
私のいた棟(D棟:以下このように記す予定)の部屋を、
あっちこっちとたらい回しにされてるそう。
看護師さん達は、さすが扱い方をわかってるだけあって、
シラッと話題を変えたりして、あしらい方が上手いけど、
こっちはたまったもんじゃない。っても、暴力沙汰になる分けでもなし、
少し我慢しとけば、居眠りこいて静にはなるけど…ね。
だから、リハビリとかで部屋にいないときは、まったりとした平和な時間が流れ、
逆に部屋でリハやるのがわかるとがっかり。
自分から部屋でて外でリハビリを待ったりしてた。

さすがに一度、STさんに愚痴ったら、
そっち経由で看護師さんに話が回ったようで、
人数のせいで、(この時点での)部屋の移動はできないけど、
あまり酷いようだったら、部屋変えも考えるから…となったけれど、
その人はこの2ヶ月後に別の施設へ行かれましたが。
その後は平和な日々でしたわ…(^^ゞ

さて、肝心のリハビリ。
ST、PT、OTの担当者が決まって本格的にリハビリが始まった。
朝9時10分からST(言語聴覚士)さん、10時からPT(理学療法士)さん、
そして、昼食を挟んで13時からOT(作業療法士)さんの順でリハビリ。

STさんはオイラのリハビリで唯一の女の子。かわいい子で嬉しかったり(*^^*)
こう言っちゃい怒られるかもしれないけど、女性のSTさん、
担当してくれた子も可愛かったけど、かわいい子多かったわぁ。
残念だったのは、まだSTは少ないのか、担当者が休みだと、
その日のリハビリはお休み。代行はなかったのが残念。

話がそれた(^^ゞ
前にも書いたかもしれないけど、STさん(言語聴覚士)は、
言語・音声・嚥下等の障害に対しての専門家で、要国家資格。
リハビリ以外にも、お昼ご飯の時に確認に来て、
嚥下(飲み込みとか問題はなさそうかとか)の確認や、
食事の変更要請(お粥とか、おかずをフレーク状にするとか)を出したりしてくれてました。

担当の先生によって、自分のいた二階の談話室を使う人もいたけど、
私の担当さんは、リハビリをする場所が下の階の談話室だったので、
そこまで担当のSTさんに押してもらい、リハビリ開始。
最初は口のストレッチをやって、
舌圧子(アイスを買ったらもらう、木のスプーン風の板のちょっと大きい奴)を使って、
舌の筋肉(?)を付ける訓練。
それが終わったら、「ララ、ラリ、ラル、ラレ、ラロ」のように、
50音の中でも苦手である、舌を使う音の二つを合わせての発声練習、
続けて苦手な音を中心とした短文と、最後には普通の短文を使っての音読。
そして最後には、左手で文字を書く練習。
文字の書く練習なんて、今までン十年右手で文字書いてた人が、
この日から左手で…だから、そりゃ上手く書けるわけ無いわな。
右手で書いてたイメージが、左手で書くときの変換に追いつかず、
「ち」の上部分に「さ」の下部分が付いた字になったり、
「あ」と「お」の合体文字になったり、「な」や「よ」の丸い部分が逆になったり。
特に漢字なんて、いざ左で書いてみると、右から左の変換が追いつかなくて、
新しい文字を作ったりして、わかっているのに変な字になったりして、
イラっと来る事もちょびっとあったり。
そんなときは、STさんと新しい漢字を作ってしまいました…と言って、
笑いとばしたりしましたが。

それでもSTさん曰く、利き手と反対側で字を書いたにしては上手い方だそうで、
利き手交換で初っぱなから、読める字を書ける人は少ないそう。
IMG_3587_cp.jpg
転院(6/11)から4日後の15日にリハビリで左手で書いた文字。
母は編み物とか、ご飯作るときの包丁は左だったけど、
箸を持ったりするのは右に直されたって言ってたから、
オイラも純粋な右利きではなく、左利きの要素はあったと思う。
幼少時に癇癪起こして、オモチャとか投げるのは左の方が多かったようだけど、
最初に行っててた幼稚園で、ガッツリ右に直されたらしいし。
今のようだったら、幼稚園の方針にもよるんだろうけど、
昔みたいに、なにがなんでも右に矯正ってわけじゃないみたいだし、
オイラも左利きになったのかな。

ちなみに、こちらに来るときには、嚥下障害とかは無いから大丈夫と、
転院前の病院のSTさんから言われてたし、こちらのSTさんからも、
その情報も踏まえ、お茶など飲むときにむせたりして無ければ、
(とりあえず)大丈夫かなということだが、こちらは昼食の時に、
一度チェックに来てくれるらしい。

言語障害についても、ほぼ問題ないレベルに来てはいたけど、
しゃべってる中で頭の中では言いたい言葉が出てるのに、
言葉には出なくて、似たような意味になるように、
言葉を言い換えて対処したりすることもあるっていったら、
言い換えで対処できる時点で言語障害にはならないそうで、
ほとんど問題ないレベルだそうで。

確かに、術後目が覚めてしばらくは、相手の言葉は理解してるんだけど、
こっちから言おうとして、言いたい言葉は頭でわかってるのに言葉が出てこない。
言い換えとかそういうレベルではなく、本当に言葉が出なかったからねぇ。

むしろ構音障害が大きいかったかな。
今でも舌を使う言葉、特にナ行やラ行とかが苦手で、
舌を使う音が連発できたり、一部の無声音とのセットが苦手だったり。
麻痺の影響で昔のように舌も動かないから、舌を口の奥の方から、
前の方に続いて使う言葉など、舌を素早く動かすようになると、
呂律のまわりが悪かったりして、当然相手が聞き取れなくて、
何回か聞き直しされることも。
そういう時って、自分でもしっかり動かしきれてないな…とわかるんで、
言い直すときもあれば、勢いで押し切ろうとして失敗するときも。

朝一発目だけれど、40分みっちりリハビリ.
部屋に帰るときも押してもらうんだけど、行く場所と違う道を通ってもらったり、
リハビリとは違って、ちょっとしたお喋りの時間でもあったり。
そして部屋に付いたら、挨拶もそこそこに、次のPTさんのリハビリへ。
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