LHPA-DIA_BUFFER-KIT レポート 視聴編 オプションパーツ版

(23:40 誤字の修正を行いました。)

…ブログペットが暴走中らしいｗ
2回も記事を投稿するとか…。
発言頻度を減らして対処するとしよう…。

さて、前回はノーマル版でレポートしてみたンですが、
今回は、オプションパーツ版のレポートをば。

ノーマル版との違いは、
R17-20の抵抗がタクマンREX 2.2kΩ から、Linkman金皮抵抗 2.4kΩ へ、
R7-8がタクマンREX 1kΩ から、Linkman金皮抵抗 1kΩ、
R13-16が1W酸金 2.2Ω から、タクマンREX50(1/2W) 2.2Ω に変わり、
コンデンサーがニチコン FW から KW に変更。
ACアダプターに関しては、前回と同様7.5Vの物を使用した。

他にもオプションパーツには数種類の抵抗が入っており、
ゲインが2倍から6.6倍まで設定できるようになっている。
なお、私はノーマル版のゲインと同様2倍にしている。

さて、この視聴に使用した曲は、前回のノーマル版と同じ曲。
★邦楽
ALI PROJECT
･禁じられた遊び　･美少女領域　･六道輪廻サバイバル
★洋楽
･Paparazzi　･Poker Face (レディー・ガガ)
･BOOM BOOM PAW　･IM MA BE (THE BLACK EYED PEAS)
★吹奏楽
･ボギー大佐　･心の愛　･宝島　･ルパン三世のテーマ

　☆邦楽☆
　ノーマルが版に比べると、音の情報量が増え、
　ヘッドホン越しの音場も耳の側から、眉間へ移って来る感じで、
　低音もノーマル版より若干ながら前に出てきた感がある
　高音域もともあればガチャガチャしているととれそうな音が、
　そうきつくなく、それでありながらしっかり出ていると感じた。
　かまぼこ形からややフラットへ移行し、
　全体的なバランスがよりとれてきた…というのが正直な感想。

　しかしながら、それによりボーカルが若干引っ込んだように聞こえ、
　滑舌の悪い歌手の場合、言葉が聞き取れないこともあるかもしれない。

　☆洋楽☆
　ノーマル版より音域が増したのか、比較的単語が聞き取れる気がした。
　邦楽と同様、音場は眉間側に移り、違和感はなくなった。

　THE BLACK EYED PEAS の曲を聴いたときは、
　ノーマル版に比べると、音に奥行きが出た分、若干おとなしくなった感はあるが、
　シンセサイザー等、電子楽器系の音はいかにもという音になり、
　ノーマル版よりも良好と思われる。

　☆吹奏楽☆
　音の厚みが増えたことにより、良いホールを使って演奏するように、
　音にほどよい余韻が出来、まさに演奏者の面目躍如という感じ。
　音の潰れもなく、クラリネットの 1st･2nd･3rd のように、
　各パートの音がちゃんと聞こえ、どこかのパートだけ人数多いんじゃない?
　と言うようなバンドから、全てのパートにおいて人数もそろい、
　大変バランスのとれたバンドに一皮剥けた状態になったような感じ。

　特にマーチ(ボギー大佐)はノーマル版のちょっと｢ダルいな～｣という行進から、
　オーバーにたとえるならば、自衛隊や各国の軍隊よろしく、
　キレイで、ある意味、理路整然としたキレイな行進になり、
　聞きながら自分も行進してしまいそうな、正に行進曲という感じ。
　宝島に至っては、たとえるなら、ノーマル版のような宝ではなく、
　正真正銘金銀財宝てんこ盛りの島へ!!
　というような、期待もテンション上がっちゃってしょうがない、
　どんなに辛い船内の作業も、お宝のためならへっちゃらさ～と言わんばかり。
　聞いてる本人も｢どんなお宝だろう…｣と、ウキウキしてしまうw

　☆まとめ☆
　全体的にオプションパーツを使った方が、
　音の厚み、音場、音域、全てにおいてランクアップ。
　炭皮抵抗を使用していたときのように、
　音の潰れは、洋･邦･吹奏楽全ての曲において感じられず、
　ならしきっていると感じた。
　しかしながら、コンデンサはFWからKWに変わっているので、
　そこまで盛大に効果は変わらないだろうにしても、
　そこの違いが出ているのかもしれないが。

　複数のヘッドホンを持っている方は、
　分解能の良いヘッドホンなどにすれば、かなり違うのではないだろうか。
　さすがに一つしかヘッドホンなんか持っていないよ…というのならば、
　それ合わせたゲインになるよう、金皮抵抗を個別で買って取り付けると
　また違う結果が出るかもしれない。

　曲や音楽によってヘッドホンを変えても、ゲインの調整も出来ることもあって、
　このキットは有用ではないかと思う。
　無論、手軽にPCやDAPを使って聞く人には…だ。
　電源やらインレットやら、それこそピュアオーディオの世界の人間にしてみれば、
　｢俄がえらそうなことを｣と言うようなレベルだが。

　今回はオプションパーツを使用しての評価ゆえ、
　コレが抵抗･コンデンサ･オペアンプの素直な音かどうかは何とも言えない。
　何れ、この部分も取り替えたりして、再度レポートしてみたいと思う。

タグ：LHPA-DIA_BUFFER-KIT ヘッドホンアンプ

コメント 2

こんばんは。
やはりオプションパーツは音質に効果ありそうですね。
私も、もう一台と行きたいとこですけど、函館は今年は異常に蒸し暑く、ビール代がかさんで、、、。
今日は秋月アンプでお気楽に聴いてます。

ps:toshiさんが日本一LHPA-KIT作った漢でしょうね〜。
by konta (2010-07-20 21:50) 

こんばんは。
えらく恥ずかしい誤字がてんこ盛り(^_^;)

正直なところ、同じキットでもこうまで違う物かと、
試した本人もビックリしてます。
Linkmanの金皮は音響用としても評判がいいようなので、何となく納得できましたね。
今度はタクマンREYとか、用意できる抵抗やコンデンサがあったら、そっちも試してみようかな…と。

こちらも梅雨が明けたとたん、真夏日･熱帯夜と、脳ミソまでとろけそうな状態です…。
自宅の冷蔵庫があまりの暑さにへばり気味…(；´Д｀)
下戸じゃなければ、暑いさなかに飲むビールのうまさが分かるのに…ｗ

さすがに同じHPAを３つも買う物好きもいないかとｗ
保存用･観賞用･布教用じゃないですけど、改めてHPAを作ることが目的になってるな…と思った次第ｗ
さて、次は何を作ろう…。
by s_toshi (2010-07-21 00:27)