SSブログ

Logicool M570 の修理 [PC関連]

さて、オイラが愛用しているWirelessトラックボール、
Logicool のM570なんだが、さっそくチャタリングをおこし、
まともにクリックできない事態になってきた。
ちなみに、こいつは保証期間内に一度チャタリングを起こして、
新品に交換された物である。
20140504-dscf1183-2.jpg
▲今回もチャタリングを起こしたWirelessトラックボールM570

さすがにまた交換するのもなんだし(っていうか交換してくれるのか?)、
予備としてもう一台あるから、そっちを使うという手もある。
で、また予備として新しく買っておく…と言うことも考えたんだが、
今は M570t となって、マイナーチェンジ?しているらしいとのこと。
M570とM570t は左右ボタン用ののタクトスイッチが台湾製のスイッチに変わり、
なにげにお値段も上がっている。

探し始めたときは、丁度切り替わったばかりのようで、
このスイッチの耐久力は未知数だと言われており、
その中で予備として買うのは得策でないし、
スイッチがおかしいだけで、他は全く問題ない。
何より、値上がりしているのに耐久力が以前と変わらず、
あるいはさらに落ちたとなっては財布の方もたまったもんじゃないんで、
修理できない物か…とGoogle先生をたたき起こし、
M570のスイッチ部分だけ交換できないか調べさせたのである。

そしたら同じように修理した人のページを発見。
必要な部品を調べ、以前記事にしたアキバ行脚の際に、
ドライバーとスイッチを買ってきたのである。
仕入れたスイッチの交換部品は オムロン D2F-01F というもので、
秋葉原等に店舗を持つ、マルツパーツ館で売っている。
秋月や千石などはみていないので、売っているかどうかは不明。
またAmazonでも売っている。
下のLinkからAmazonのページに飛べます
M570交換用に使用した部品 オムロン D2F-01F

一応交換するときは左右2個交換するという前提で、
20個ほど仕入れ、1台5回分x2の修理が可能になった。



さて、まず最初に必要なのは、以下の工具。
20140504-dscf1193-2.jpg
写真右はT6トルクスドライバーである。
真ん中の青いのは、ドライバーの先の保護のためについていた、
保護用のプラスチック部品。
一応品番と、サイズも入っているので参考に。
んで、右は+ドライバー。
サイズが#000(No.000)で、お店では精密ドライバーで売ってると思う。
写真にはないけど、当然ハンダごてとハンダも必要。

で、分解の儀に。取り外すためのネジは合計で5つ。
見えるところにひとつ、そして滑り止め用ゴムの裏側に3つ。
20140504-dscf1186-3.jpg
最後のひとつが電池を入れる場所のPIN No.等の記載のあるシールの裏です。
20140504-dscf1188-2.jpg
▲最後の一個がココ。わかりにくい…というか気づかない可能性がありますな。
ま、自分でスイッチを変えてしまう以上、保証はなくなりますから、
シールに穴を開けて回すもよし、オイラのようにある程度剥がすもよし、
お好きなように処理してくださいませ。

そしてばらばらになったM570がこちら。
スイッチ部分はまだ交換していないので、購入時の部品がついている。
20140504-dscf1189-2.jpg
▲ネジや電源用スライドパーツなど無くさないように…
玉受けの部分と基板はフィルムケーブルで繋がっていますんで、
切ったりしないよう、やさしく取り外しましょー。

さて、こいつがさっきも書いたD2F-01Fである。
20140504-dscf1195-2.jpg
って、肝心のスイッチがほとんど写ってねぇw
貼ってあるシールは製品番号とマルツの棚番。
余談だが、ネットで調べてもこの棚番が入ってたりするんで、
店舗でも楽に探せてとても助かるんだな。

そして、せっせとハンダを剥がしにかかるんだが、
RoHSってもんができてから、鉛フリーはんだに切り替わり、
ハンダを剥がすのも苦労するのよね。
ま、追いハンダして融点下げちゃうけど。

20140504-dscf1198-2.jpg
んで、とりあえずハンダ剥がし成功。ココに先ほどのD2F-01Fを取り付ける。
まさかとは思うけど、スイッチの取り付ける方向を間違えないようにw
スイッチの白い部分が上を向くように取り付けること(電池用の金具を右にして)。

20140504-dscf1199-2.jpg
そして両方の張り替え終わり。
取り付けた後、仮組立をして一度動作を確認。
片っぽだけでいいかな…と思ったんだけど、
クリック感が大分違ったものになったんで、結局左右のスイッチを張り替えておいた。
写真を見て貰えばわかると思うけど、スイッチ部分のomronが見えると思う。

ココまで終わったら、後は元通りに組み立て直すだけ。
きつくネジを締めると、スイッチが上手く動作しなかったりするかも知れないんで、
様子を見ながら且つちゃんと閉まるように調整する事を忘れずに。

というわけで、スイッチ部分が復活したM570。
ちょっと柔らかめのクリック感だったものが、
カチッカチッという、しっかりとしたクリック感に戻り、
チャタリングも消え、かなり快適に使えるようになった。
それこそ、「ジオンはあと10年は戦える」じゃないけどねw

親指トラックボールって選択肢がないに等しいから、
こういうコトして少しでも延命しておかないとイカン反面、
こうやって修理して延命を図ってるうちに製品がなくなってしまうかもしれないという、
ジレンマもないわけじゃない。
そうなったら…マウスに戻るしかないだろうな…やっぱり。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0